「affect」「effect」「influence」のそれぞれの意味・違いについて徹底解説 例文も紹介【影響を意味する英語】
今回は影響に関する英単語「affect」「effect」「influence」の3つの意味と違いについて解説してまいります。英語で効果や影響について説明したいときに使える非常に便利な表現です。
しかしそれぞれ意味や使い方、ニュアンスが違います。この3つを混合しないことを目標に、例文も交えながら説明してまいります。
1分でわかる解説
- affectは「…に影響を及ぼす」等の意味を持つ動詞
- effectとinfluenceはともに「影響」という意味の名詞で使われることが多いが違いがある
- influenceは「影響(力)」や「感化(力)」などの意味を持ち、effectは「効果」「効きめ」「作用」などの意味を持つ
- 「身体や健康に直接与える影響」の意味ではinfluenceではなくeffectを用いる
affect
affectは「…に影響を及ぼす」「作用する」「<病気が>…を冒す」「<人>の心を動かす」などの意味を持つ動詞で、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも使えます。
(a)”Smoking tobacco can badly affect your lungs and blood flow.”
「喫煙は肺や血流に悪い影響を及ぼす」
(b)”The new law won’t affect me. ”
「その新法ができても私には影響しない」
effect
effectは「影響」「効果」「効きめ」「作用」等の意味で名詞で使われることがほとんどです。
「身体や健康に直接与える影響」の意味ではeffectを用います。
また、「<変化・改善など>をもたらす」という意味の動詞で使われることもありますが、こちらは非常にフォーマルな表現です。
affectとの使い分けに注意が必要で、「影響を与える」の意味ではaffectを用います。動詞のeffectは「<変化・改善など>をもたらす」を意味するかなり堅い表現です。
ただし、名詞のeffectを使うと、have an / some effect (on somebody/something) のように「影響を与える」の意味で用いられます。
(a)”The trip had a huge effect on me.”
「その旅は私に大きな影響を与えた」
(b)”Sleep deprivation has a negative effect on your day. ”
「睡眠不足はあなたの一日に悪い影響を与える」
influence
influenceは「影響(力)」や「感化(力)」などの意味を持ち、「身体や健康に直接与える影響」の意味ではinfluenceは用いることができません。
influenceがgood や badなどの形容詞を伴う場合は通例 a をつけます。
また「…に影響を与える」等の意味で動詞として用いることもできます。
(a)”The article talks about the influence of television on children.”
「その記事では子供に及ぼすテレビの影響力について話している」
(b)”We became the best of friends and he influenced me deeply. ”
「私たちは親友になって、彼は私に深い影響を与えた」