「all」「every」「each」の意味・使い方を徹底解説 単/複数形、可算/不可算名詞どれを修飾するか、例文も紹介
今回はall、every、eachの3つの意味や使い方について徹底解説してまいります。
これらはTOEICの文法問題でも頻出していますし、混乱しやすいと思います。例文を交えながら詳しく解説しますのでご覧ください。
1分でわかる解説
- all、everyはどちらも「すべての」という意味だが違いはある
- allは「すべてをまとめて1つのグループとして捉える」、everyは「全体を見ながら一つ一つを捉える」、eachは「それぞれ個々に焦点を当てる」といったイメージ
- eachは2つ[2人]以上のもの[人]につき、everyは3つ[3人]以上のもの[人]につく
- allは可算名詞の複数形と不可算名詞、everyとeachは可算名詞の単数形を修飾する
all
「すべての」「全部の」等の意味で、すべてまとめて1つのグループとして捉える場合に使われます。
可算名詞の複数形と不可算名詞を修飾します。
all+可算名詞の複数形は複数扱いで、all+不可算名詞は単数扱いとなります。
また、all of the 可算名詞の複数形 or 不可算名詞の代名詞用法も重要です。
例外としてall day / all year「1日中/1年中」がありますので合わせて覚えておきましょう。
例文
(a) Have you done all your homework?
「宿題全部終わったの?」
(b) All my friends are coming to the party.
「友達全員がパーティーに来る予定だ。」
(c) I bought 3 books and read all of them yesterday.
「私は昨日本を3冊買って、それらすべてを読んだ。」
every
「どの…も」「すべての」等の意味で、全体を見ながら一つ一つを個別に捉えるときに使われます。
規則性や普遍性を強調したいときにも使われます。
3つ[3人]以上の可算名詞の単数形を修飾します。代名詞用法はありません。
every single「1つ[1人]残らず」という表現も一つ残らずすべてというのを強調していて、会話などでもよく使われます。
また、時間や距離などと組み合わさるときは「…ごとに」という意味になります。
例文
(a) I enjoyed every minute of the movie.
「その映画はどの時間もすべて面白かった。」
(b) Every staff must wear a uniform.
「すべてのスタッフは制服を着用しなければいけない。」
(c) I bought 3 books and every book was great.
「私は本を3冊買って、どれも面白かった。」
each
「それぞれの」等の意味があり、それぞれ個々に焦点を当てる場合に使われます。
2つ[2人]以上の可算名詞の単数形を修飾します。
代名詞用法はeach of the 可算名詞の複数形で、主語の場合に単数扱いになるので注意が必要です。
例文
(a) Each item was checked thoroughly.
「どのアイテムも一つ一つ徹底的に検査された。」
(b) I gave each student a book.
「私は生徒一人一人に本をあげた。」
(c) I bought 3 books and gave each of my friends a book yesterday.
「私は昨日本を3冊買って、それらを友達一人一人に一つずつあげた。」