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「both」「either」「neither」の違い・使い方を徹底解説 

英語で「2つのうち、両方/どちらか/どちらでもない」を表すときにboth、either、neitherがよく使われますが、「どちらでもいい」と言いたいときにbothなのかeitherなのか迷うときはありませんか?

今回はこれら3つの違い・それぞれの使い方を例文を交えながら徹底解説してまいります。

英会話で非常に使える表現ですので是非ご覧ください。

1分でわかる解説

  • bothは2つのものをまとめて「どちらの…も」「両方の」等の意味を持つ。否定形では使えない。
  • eitherは2つの選択肢があるとき「どちらかの」「…か…か」、否定文either…or…で「どちらも…ない」等の意味を持つ。
  • neitherは2つの選択肢に対してneither…nor…「どちらも…ない」で否定形のみで使われる。
  • 英語で「どちらでもいい」はeitherを使う。

both

bothは2つのものをまとめて「どちらの…も」「両方の」等の意味を持ちます。

「両方」の意味でbothは名詞の前に用います。またthemyhisなどよりもbothは前に来ます。

否定文では使うことができないので、「両方好きではない」でI don’t like both.とは言えません。

また2つの選択肢を出されて「どちらがほしい?」と聞かれたときに「Both.」と答えると「どちらもほしい」となります。

この時、「どっちでもいい」と言いたいときは「both」ではないので注意しましょう。

例文

(a)Hold it in both your hands.

「両手で持ちなさい。」

(b)He plays both football and baseball.

「彼はサッカーと野球のどちらもします。」

(c)” Which pen do you want, red or blue?” “Both.”

「赤と青、どちらのペンを使いたい?」「両方。」

either

2つの選択肢があるとき「どちらかの」「…か…か」、否定文で「どちらも…ない」等の意味を持ちます。

英語で「どちらでもいい」「どっちでもいい」はeither one is fine. / I’m fine with either. などと言うことができます。

また否定文の場合、either…or…「…でも…でもない」の形で使うことができます。

either ofに続く代名詞は複数形を用い、それに続く動詞は単数形でも複数形でもどちらでもいいです。

例文

(a)You could use either method.

「どちらの方法を使ってもいいと思います。」

(b)Has / Have either of them called yet?

「まだ彼らのどちらも電話してきてないの?」

(c)” Which pen do you want, red or blue?” “Either is fine.”

「赤と青、どちらのペンを使いたい?」「どちらでもいいよ。」

neither

2つの選択肢に対してneither…nor…「どちらも…ない」で否定形のみで使われます。

また会話でよく使われる表現として、

否定文を受けてNeither am I / Neither does she etc.「私/彼女も…ないです」や、

Me neither.「(否定文を受けて)私もです」と言うことができます。

否定文に対しては同調したいときにMe too.とは言えませんので注意しましょう。

またneither ofに代名詞や名詞の複数形を用いた場合でも、それに続く動詞は単数形を用います。ただしインフォーマルな会話などでは複数扱いになることもあります。

例文

(a)Neither team played well.

「両チームとも全然ダメな試合ぶりだった。」

(b)The equipment is neither useful nor safe.

「その装置は役にも立たないし安全でもない。」

(c)” Which pen do you want, red or blue?” “Neither.”

「赤と青、どちらのペンを使いたい?」「どちらもいらない。」