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アメリカのガソリンスタンド(Gas station)の利用方法、料金の見方、日本との違い

アメリカでレンタカーを借りたり、自家用車を持ったりすると、必要になるのが給油ですよね。しかし、慣れない外国での給油には不安も多いことと思います。本記事では、アメリカでのガソリンの給油方法について簡単に紹介したいと思います。

アメリカのガソリンスタンドの値段の見方

また、アメリカでの給油において最初に頭を悩ますのが、値段の見方だと思います。さて、以下の料金表、どのように読み取ればよいのでしょうか。

左列はCash(現金)、右列はCredit/Debit(クレジットカード or デビットカード)ということで、右列と左列はそれぞれ現金とカードの場合の料金を示しています。ここでは同じ料金が表示されていますが、スタンドによっては現金だと安かったりすることもあり得ます。

「Unleaned gasoline」「Plus gasoline」「Premium gasoline」はガソリンの種類を表しています。日本でもレギュラーとかハイオクとかあったりしますよね。それと同じです。

日本で言うレギュラーガソリンで良ければ「Unleaded gasoline(無鉛ガソリン)」が該当します。あるいは普通にRegular gasolineということもあります。

さて、最後に値段です。写真の「5.09 9/10」はどういう意味でしょうか。アメリカではガソリンの単位は「ガロン」を使います。そして1ガロンは3.79リットルです。なので、この表記は「1ガロンあたり509.9セント(=5.099ドル)です」ということを意味しています。

この料金表の場合、1リットルあたり大体1.3ドルくらいです。そのときの為替やオイル事情により日本円でいくらになるのかは変わりますが、日本のガソリンの価格の感覚と大きなズレはないと言えるかもしれません。

アメリカでのガソリンスタンドでの給油方法

アメリカではセルフでの給油が一般的ですので、セルフを前提に解説します。(1) クレジットカードを使い機械で精算する場合と、(2) クレジットカードが使えない場合(これは現金を使う場合の他に、アメリカのクレジットカードがないと機械が使えない場合があります)によって給油方法が異なりますので、それぞれやり方を見ていきましょう。

クレジットカードを用いて機械で精算する方法

手順1:車でガソリンスタンドに入り、車のエンジンを止めて給油口を開く

手順2:画面で支払い方法としてクレジットカードを選択し、クレジットカードをリーダーに通す

以下の写真のような機械があるので、まずはクレジットカードのリーダーにカードを挿入してください。このとき、認証に際しカードに登録されているZIP CODE(郵便番号)を入力を求められることがあります。これが出る場合、基本的にはアメリカに住所登録されているクレジットカードが必要ですので、旅行者で日本のクレジットカードを使っている場合には認証を通過できません。その場合は本記事下部の「(2) クレジットカードが使えない場合の方法」に進んでください。

手順3:リワードの有無や、洗車の有無を決定

ガソリンスタンドによっては、洗車(car wash)や、リワード(reward)の有無を聞かれます。リワードとは、そのガソリンスタンドが特定のスーパーマーケットなどと提携している場合、そのお店のメンバーポイントが溜まっているとガソリン代を値引きしてくれるというものですが、メンバーでなければNOを選択すれば問題ないでしょう。

手順4:ボタンでガソリンの種類を選択し、ノズルで給油

ガソリンの種類をボタンで選択します。レギュラーガソリンの給油であれば「87」を選択すればOKです。その後、機械からノズルを抜いて、給油ノズルを車の給油口に差し込みます。そしてノズルのレバーを引くことで給油が開始されます。

手順5:給油したい量を給油して出発

給油中は、日本のガソリンスタンドと同じように、機械のモニターに現在給油されている量(ガロン単位)と金額(ドルベース)が表示されます。もし満タンではなく少しだけ給油する場合は、モニターを見ながら自分が入れたい量になったところで給油をストップし、ノズルを戻せばOKです。

あとは、給油口を閉じて、車のエンジンを掛けて出発しましょう。

クレジットカードが使えない場合の方法

クレジットカードが使えない場合は、上記のクレジットカードを使う場合の手順に対して、追加の手順が必要です。以下の手順αは給油前に、手順βは必要に応じて給油後に実施します。

手順α:給油前に店員に声を掛けて先払いする

まず、精算に関してはクレジットカードが使えない場合、セルフのガソリンスタンドであっても、併設のコンビニに店員がいますので、こちらで入れたい量を伝えた上で給油する必要があります。そのため、車をガソリンスタンドに入れて止めた後に、店員さんに声を掛けます。また、必ず各給油スタンドに番号が振られていますので、店員さんに「〇番の給油スタンドで〇〇ドル分給油したい」という旨を伝えて先払いする必要があります。

さて、この先払いのときに使う英語をいくつか紹介しましょう。

「20 dollars on pump 5.」(5番の給油スタンドで、20ドル分給油したいです)

ガソリンを満タンに入れる場合の表現は「Fill up」です。

「fill up on (pump) 3」(3番の給油スタンドで、満タンまで給油したいです)

ちなみに、満タンにする場合、何ガロン給油すれば満タンになるかわからないので、先払いできないですよね? この場合は、一般的には先に多めに払って、後からおつりを受け取ります。

手順β:給油後に再度店員に声を掛けて、お釣りを受け取る

ガソリンを満タンまで給油した結果、最初に前払いした額よりも安く済んだ場合、お釣りを受け取ります。お釣りは再び店員に声を掛けて、「Change on (pump) 3」と伝えてください。changeにはお釣りという意味があります。

ガソリンスタンドで使う英語表現

  • Gas station:ガソリンスタンド
  • put gas in the car:車にガソリンを入れる
  • Unleaded gasoline:無鉛ガソリン(日本におけるレギュラーガソリン)
  • Regular gasoline:レギュラーガソリン
  • Plus gasoline:オクタン価を上げるための添加剤が含まれたガソリン(プチハイオク)
  • Premium gasoline:オクタン価を上げるための添加剤が含まれたガソリン(日本で言うハイオク)