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「rely on」「count on」「depend on」の意味・違いについて 例文も紹介

英語で「~に頼る」と言いたい時の表現は主にrely on、count on、depend onの3つが使われます。

これら3つは非常に似ている表現ですが、ニュアンスや使い方に少し違いがあります。

本記事ではrely on、count on、depend onの3つの使い方や違いについて、例文を交えながら詳しく解説してまいりますので是非ご覧ください。

1分でわかる解説

  • rely on、count on、depend onはすべて「~に頼る」「~を当てにする」「依存する」等の意味の句動詞で、非常に似ているが細かいニュアンスの違いがある。
  • rely onは最も一般的で、幅広い状況であらゆるものに対して使われる。信頼しているニュアンスが込められている。
  • count onはより特定の状況で、人や物に対して何かを期待している場合に使われる。
  • depend onは依存関係性を表す場合に使われる。経済的な「頼る」の場合はこちらが使われることが多い。
  • depend onは他にも「<…>による」「<…>次第である」という意味でも非常によく使われる。

rely on

最も一般的な表現で、幅広い状況で「~に頼る」「~を当てにする」等の意味を持ちます。

人、物、情報などあらゆるものに対して使うことができ、信頼しているニュアンスが込められています。

例文

(a)You can rely on me to keep a secret.

「私が秘密を守ると信じて大丈夫だよ」

(b)They relied on the radio for news.

「彼らは情報源をラジオに頼っていた」

count on

「<…>に頼る」「~を当てにする」等の意味を持ちます。より特定の状況で、人や物に対して何かをしてもらうことを期待している場合の「~に頼る」という意味です。

また誰かに頼って助けてもらうことを期待して「~を当てにする」といった意味でよく使われ、確信度が高いニュアンスが込められています。

例文

(a)I’m counting on you to lead the team this year.

「あなたには今年このチームを引っ張ってもらうことを期待してるよ」

(b)He counts on his secretary to keep his schedule organized.

「彼は秘書に彼のスケジュール調整を任せている」

depend on

「<…>に頼る」「依存する」「~を当てにする」等の意味を持ちます。直訳だと「依存する」になりますが、ネガティブな表現でもポジティブな表現でも使われます。

経済的なものに対して「依存する」「当てにする」といったときには、こちらの表現が使われることが多いイメージです。

depend onは他にも「<…>による」「<…>次第である」という意味でも非常によく使われ、何かの要因で結果が左右されるときに使われる便利な表現です。

その場合、depend on who / what / how etc. 「だれ/何/どう かによる」のように言うことができます。

また、質問に対する答えとして It / That depends 「それは状況次第だ」「時と場合による」のように答えることができます。

例文

(a)The city depends heavily on tourism.

「その都市は観光に大きく依存している」

(b)He no longer depends on his parents for money.

「彼はもう両親からのお金に頼っていない」

(c)” Is that a good movie? ” “It depends who you ask.”

「あの映画面白かった?」「それは誰に聞くか次第だよ」