冬のザイオン国立公園の観光情報と訪問体験談
ザイオン国立公園(Zion National Park)は、アメリカ合衆国ユタ州南西部に位置する国立公園であり、巨大な岩に代表される雄大な自然景観が広がっています。アメリカの国立公園の中でも毎年トップクラスの訪問者数を誇り、有名な国立公園の一つです。
今回は冬のオフシーズンにザイオン国立公園を訪問しましたので、その体験談を交えながら、ザイオン国立公園を紹介します。
※2024年2月時点の情報です。
ザイオン国立公園(Zion National Park)の概要
ザイオン国立公園(Zion National Park)は、アメリカ合衆国ユタ州南西部に位置する国立公園であり、大きい都市からのアクセスとしてはラスベガスから車で約2時間半でアクセスが可能です。
巨大な岩壁と深い渓谷に取り囲まれた特異な地形が印象的な国立公園で、年間を通じてアメリカ国内外から多くの観光客が訪れる人気のある国立公園です。国立公園内には、ザイオン渓谷を起点にし、崖を登るように進むさまざまなトレッキングがあり、これらのトレイルを目的に、多くのハイキング愛好者が訪れます。
野生動物も多く生息しており、マウンテンライオンやシカ、リスなどに遭遇することもあります。公園内には多様な植物が見られ、岩の隙間や渓谷の中に独特の生態系が広がっています。
アクセス
ザイオン国立公園は、アメリカのユタ州にあり、ネバダ州のラスベガスから車で約2時間半の位置にあります。車以外でのアクセスは難しいため、レンタカーやツアーで訪問するのが良いでしょう。
以下の場所にビジターセンターがあります。
ビジターセンターでは、お土産の購入や、その日の国立公園の情報を知ることができます。
入場料
入場料は国立公園に入る際にエントランスゲートを通過する際に払います。車1台あたり入場料金は35ドルです。
国立公園の年間パスポート(80ドル)も使えます。ザイオン国立公園からはブライスキャニオン国立公園やグランドキャニオン国立公園なども近いので、複数の国立公園を回る場合には年間パスの購入を検討してみるとよいでしょう。
冬のザイオン国立公園訪問記
今回、オフシーズンのザイオン国立公園を訪問したので、その際の経験を紹介します。2月下旬に訪問しましたが、ブライスキャニオン国立公園などと違い雪はほぼ無く、運転などの観点で雪に注意する必要は特にありませんでした。
オフシーズンで特徴的なのは、川に沿ってザイオン国立公園の奥へ向かう「Zion Canyon Scenic Drive」がオフシーズンのみ一般車両が通行できる状態になることです。
ビジターセンターの付近から、「Zion Canyon Scenic Drive」を通って以下の「Temple of Sinawava」まで約30分ほどのドライブを楽しむことができます。このルートはオンシーズンは訪問客が多すぎるためか、3月中旬から11月下旬の間はビジターセンター等から出ているシャトルバスでしか行くことができませんが、冬のシーズンのみは自家用車で行くことができます。ただし「Zion Canyon Scenic Drive」内の駐車スペースがいっぱいになるとScenic Driveに入れなくなるようなので、行きたい方はなるべく朝早めに入った方が良さそうです。私は午前10時頃に特に入場規制などは無くScenic Driveに入れましたが、11時頃に外に出てくるときには既に入場規制がされていました。
以下の写真は「Temple of Sinawava」付近の様子です。ここには車が数十台止められるスペースがあり、トレイルに向かうと思われる人達が多く居ました。
以下は、「Temple of Sinawava」に向かう途中にある「ビッグ・ベンド・ビューポイント」付近の様子です。ザイオン国立公園に特徴的な大きな岩に囲まれた壮大な自然景観を見ることができます。
途中でシカに出会うこともできました。一度道の真ん中に飛び出してきたので、運転にも注意が必要です。スピードを出し過ぎないようにしましょう。
冬のザイオン国立公園はオンシーズンと比べると寒さなどの観点でトレイルには向かないかもしれませんが、比較的人が少なくオンシーズンには自家用車でドライブできないゾーンに入ることもできます。そこまで雪も多くないので、冬に訪れることもオススメの国立公園です。